に
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二重価格表示
二重価格表示
- 【読み】
- にじゅうかかくひょうじ
- 【意味】
二重価格表示とは、実際に販売する価格にこれよりも高い価格を併記するなどの方法により、実売価格に比較対照価格を付すことをいいます。
事業者は、二重価格表示をする場合、事実に相違する広告表示、または実際のものもしくは競争事業者に係るものよりも有利であると誤認されるおそれのある広告表示をすることは、公正競争規約で禁止されています。例えば
分譲マンションの広告チラシで、「通常5,000万円の土地付き一戸建てをキャンペーン価格の2,000万円で販売します」というような表示は、二重価格表示の禁止事項に当たります。
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日影規制
日影規制
- 【読み】
- にちえいきせい
- 【意味】
日影規制とは、建築物が周りの敷地へ落とす日影の長さをもとに、建築物の高さを制限するものです。
具体的には、敷地境界線から5mを超える範囲内で、平均地盤面からの一定の高さの水平面で、冬至日の真太陽時の午前8時から午後4時まで(北海道は、午前9時から午後3時まで)一定時間以上日影を生じさせない高さに建築物を制限します。
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任意代理と法定代理
任意代理と法定代理
- 【読み】
- にんいだいりとほうていだいり
- 【意味】
行為能力はあっても忙しくて自分で契約ができない、あるいはより多くの契約をしたいというときなど、本人が自らの意思によって代理人を選任する場合を任意代理といいます。また、この場合の代理人を任意代理人といいます。
これに対し、未成年者の親権者・未成年後見人や成年被後見人の成年後見人のように、法律の規定によって、代理人が定められる場合を法定代理といいます。また、この場合の代理人を法定代理人といいます。
例えばマンションの売主が宅建業者に代理を依頼すると、任意代理人である宅建業者が売主に代わって、売る意思を表示します。そして、任意代理人と買主の間で行った契約の効果は、本人であるオーナーと買主の間で効力を生じます。
ね
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根抵当権
根抵当権
- 【読み】
- ねていとうけん
- 【意味】
根抵当権とは、一定の範囲に属する不特定の債権を、一定限度の額(極度額)まで担保する抵当権をいいます。
「一定の範囲に属する不特定の債権」とは、銀行とその取引先との信用取引(融資)関係から生じる債権のように、継続的取引を行う当事者間において、日々発生と消滅を繰り返す多数の流動的な債権をいいます。
例えば
A会社がB銀行から頻繁に資金を借り入れる場合、そのつど抵当権を設定していたら大変です。そこで、例えばA会社の所有する土地に根抵当権を設定し、5,000万円を上限とすれば、その範囲内での借り入れ・返済に伴う登記などの手続きを省略することができます。
の
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農業委員会
農業委員会
- 【読み】
- のうぎょういいんかい
- 【意味】
農業委員会とは、農地のある市町村におかれている行政委員会です。自作農(経営耕地面積のうち、自己所有の耕地が9割以上の農家)の創設維持、農地などの利用関係の調整、その他の処理を行う合議制の機関です。
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農地
農地
- 【読み】
- のうち
- 【意味】
農地とは、耕作の目的に供されている土地をいいます。
農地であるかどうかは、その土地を客観的に見た状態によって判断されます。
つまり
実際に農地として利用されている土地は、農地です。仮に、不動産登記記録の地目が宅地や山林などとなっていても、現況が農地であれば、農地となります。
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農地区分(立地基準)
農地区分(立地基準)
- 【読み】
- のうちくぶん(りっちきじゅん)
- 【意味】
農地区分とは、農地を以下の5種類に分けて、農業生産への影響の少ない農地から転用される(農地をつぶして農地以外のものにする)ように誘導するためのものです。
①農用地区域内農地
市町村が定める農業振興地域整備計画において、農用地区域とされた区域内の農地
②甲種農地
市街化調整区域内の土地改良事業などの対象となって8年以内の農地、高性能農業機械による営農に適すると認められた集団農地など、特に良好な営農条件を備えている農地
③第一種農地
おおむね10ヘクタール以上の規模の一段の農地、土地改良事業などの対象となった農地、農業生産力の高い農地など、良好の営農条件を備えている農地
④第2種農地
第3種農地に近接する区域、その他市街地化が見込まれる区域内にある農地、または生産性の低い小集団の農地
⑤第3種農地
市街地のなかに介在(妨げるものとして存在)する農地など、市街地の区域内または市街地化の傾向が著しい区域内にある農地